Fandangosへの愛がありあまるはなし
先日は大阪でもひらひら雪が舞いました。
南国の民としてはどうしたってうきうきしてしまいますが、
一歩お外へ踏み出してあまりの寒さに絶望しました。
私、多分来年留学先で死ぬ。
こんにちは、2回カンテのかたいーぬです。
天気の話題から始めるなんて、疲れたビジネスマンみたいなことをしてしまいました。
定演が終わってへとへとなのは事実ですが、まだまだ私は元気です。
定演、少なくとも私はだいぶやり切った感があります。
もちろん「もっとこうしたかった」「もっと上手くできたはず」と思う部分も
悔しいと思っている部分も腐るほどあるのですが、
それでも今回のパフォーマンスは今の私の最善だったかなあと。
カンテソロのfandangosはギターの先輩にも膨大な時間を割いていただいて、
日常生活に支障をきたすレベルで練習を重ねていましたが、
なんと思いつきで本番3日前にお歌の一部を大幅変更しました。
自分でも本当に無茶だなあとは思いました。
3日前、しかもまさかの初挑戦Natural。
ギターさんにも大変ご苦労をおかけいたしました…
でも正直なところ、それまでごりごりに練習を重ねていた分、
盛大にちゃぶ台返しをするようでちょっとだけわくわくしました。
料理を並べて並べて並べた上でがっしゃーん!! みたいな…?
えへへ。
勿論悔やまれる部分はいっぱいあったのですが、
半強制的なはらはら感とわくわく感を孕みつつ、
危なっかしくも楽しいお歌だった気がします。
ギターさんとてもとてもありがとうございました。
どうぞまた弾いてくださいませ。
今回私が歌ったのは偉人バジェーホさんが確立させたスタイルのファンダンゴですが、
バジェーホさんは偉大な方ですね…!
溢れ出るフォースもさることながら、しかしとても品が良いというか気高いかんじがします。
個人的にはバジェーホさんが歌うFandango por soleaは真っ暗で、
でもお星様がたくさんある夜のイメージです。
きっとバジェーホさん、星の綺麗な日の深夜にバルコニーから身を乗り出して歌ってた。
...そんな気もします。
一方の私はというと、定演1週間前に思いつきだけで
「箕面の山奥にて1人で星を見ながらバジェーホさんを聴く会」を企画して、
周囲に散々「頭おかしいんじゃないの」と言われるなどしました。
箕面は極寒でした。
それから、カラスコさんの歌(今回私がご披露した曲の元音源)は夜明けの色です。
お日さまが出てきた直後の山の端の色。橙と桃と水色がまざったような。
カラスコさんも圧倒的な攻撃力をお持ちで、音源を聴くたびにうわああああってなります。
私が参考にしてた曲は2006年発売のアルバムからなので、つまり当時彼女は11歳。
恐るべし1995年へレス生まれ。まさかの同い年です…
バジェーホさんやカラスコさんの足下にも及ばない私ですが、
私なりの色が出せたら良いなあと思う次第です。
今回個人的にはなんとなく、深い水のような群青のFandangosを目指しました。
どうだったでしょうか…?
ちなみに、安直にも青いシージョを新調するなどしょうもないこともしました。
そして多分当人同士しか気づいてないと思うのですが、
伴奏をしてくださった先輩の靴下も青色でした(笑)
えへへへへ、やっぱり私Fandangos大好きです。
Naturalも好き、de Huelvaも好き。とても良い。
ウェルバ行きたいなー!
ウェルバに行ったら絶対カジェ=レアルに行って看板の前でピースして記念写真撮ります。
アルモナステルに行ったらあのぴこぴこした踊り教えて貰いたい!笛欲しい!
エンシナソーラではパリージョ聴きたい!
…でもさすがに交通の便が無さそうです(笑)
それで、「やっぱウェルバにはファンダンゴ以外なんもねーわ」って言って帰ってきます。
先ほどまでGooglemapでウェルバをストリートビュー探険していましたが、
びっくりするほど何もありませんでした。さすが!
うわーウェルバでファンダンゴ聴きたいですー、
¡Viva Huelva y sus fandangos!
あー、またしても無闇に長い文章を書いてしまいました。不覚。
レポートは毎回字数が稼げなく涙目になるくせに、
個人的な文章を書かせると阿呆ほど長くなってしまう不思議。
絶対このブログ記事、文量に呆れられてスクロールで飛ばされます。
まあいいや。
定期公演を観に来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。
それからいろいろな方が今回の公演開催を支えてくださいました、深く感謝しております。
来年度私は国外逃亡により出演できないことが悔やまれますが、
今後ともAL COMPÁS一同、
より一層精進を重ねていきます。
さーて今日も練習に行ってまいります!
Fandangosするの!
かたいーぬ
